【日本臨床栄養協会サプリメントアドバイザー認定 管理栄養士監修】サプリメントの正しい選び方

妊活時のサプリメントは、妊娠時の母体や胎児の健康、男性不妊をサポートしてくれるもの。また、卵子の老化を遅らせる働きが期待できるものもあり、サプリメントじょうずに活用すれば、授かりやすい体にととのえることもできます。妊活とサプリ、男性不妊サプリ、葉酸サプリの上手な付き合い方を【日本臨床栄養協会サプリメントアドバイザー認定 管理栄養士監修】サプリメントの正しい選び方をご紹介します。

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妊活のサプリメント、のはたくさん発売されています。でも、このサプリメントを飲めば絶対に妊娠するというようなサプリメントは、残念ながら存在しません。
必ず妊娠できるサプリメントはありませんが、赤ちゃんにとって快適な妊娠しやすい体づくりをサポートするうれしいアイテ厶であることは確かです。妊活をサポートするそれが妊活サプリの役割です。

サプリメントは食品えらび同様、パッケージの裏側をチェック。「原材料名」は製品に含まれる原材料の多いものから記載されています。天然栄養素が使われていたらその食品名や素材名が、合成栄養素なら、ビタミンやミネラルなどの名前が書かれます。

また長期保存しても変化しないと思われがちですが、サプリメントは食品と同じなので、時間とともに品質は変化します。たくさん購入したほうがお得な場合でも、なるべく買いだめはせす、新鮮なものを使うのがおすすめです。

栄養素がぎゅっと詰まっているサプリメントですが、栄養摂取はなく、「食生活の改善でまかなえない栄養素をサプリメントが補う」ということで活用するのがいいと思います。

妊活悩み別サプリメント

冷え性 
・ビタミンE 
・コエンザイムQ10
体が冷えて血行が悪くなると、体内の代謝も悪くなってしまいます。血流改善効果が期待できるビタミンEや、エネルギーづくりを助けるコエンザイムQ10で、体を中からあたためましょう。

疲れやすい

・ビタミンB群
体と脳の疲れにはビタミンB群です。肉体疲労回復の定番成分でもあるほか神経細胞にも働きかけるので、精神的なイライラにも効果を発揮します。

寝不足
・テアニン
・ビタミンB群
緊張をほぐして眠りに入りやすくすくしてくれるテアニンなどのアミノ酸系サプリメント。脳と体の疲労回復効果を
持つビタミンB群との合わせて使い、質のよい眠りを手に入れましょう。

気分があがったりおちたり
・ビタミンB群
・テアニン
テアニンは、興奮した神経を落ち着かせる働きがあります。体と脳の疲れをとるのに一役買つてくれるビタミンB群
と組み合わせれば、リラックスして気持ちが安定していくはず。

太り気味
・マルトビタミン&ミネラル
・コエンザイムQ10
必要な栄養素を「バランスよく」とることで、代謝が上がり燃やせる体質に。栄養素がバランスよく配合されたマルチビタミン&ミネラルと、燃焼効率をアップさせるコエンザイムQ10を同時に摂取します。

やせ気味
・マルトビタミン&ミネラル
・乳酸菌

栄養素をバランスよく摂取できるマルチビタミン&ミネラルで体をととのえます。また、おなかの調子が悪いと栄養の吸収率も下がります。腸内環境を改善する乳酸菌もいっしょに活用します。


男性

男性不妊のサプリには亜鉛が含まれたサプリメントがおすすめ
男性の性機能を助けたり、精子の質を左右する栄養素が亜鉛です。精液検査が正常な男性と男性不妊のかたでは、精液中の亜鉛濃度に差があったという調査結果も出ています。


pregnancy

妊娠がわかった時、今までとっていたサプリメントを続けるべきか止めるべきか考えますよね。

妊娠初期に必要とされている葉酸は、妊娠の1か月以上前から妊娠3か月の妊娠初期にとったがいいといわれています。

鉄は妊娠中の中期・末期には、妊娠前の倍量程度、摂る必要があるといわれています。

鉄分を多く含む食品を積極的に摂ることを心がけましょう。

妊娠に気付いた時点で利用を止めておいたほうがいいがサプリメントやハーブは、女性ホルモンに働きを多く含むブラックコホシュ、レッドクローバー、フェラリア、大豆イソフラボン、チェストツリーなどです。

妊娠中の危険が報告されているアロエ、サラシア、ダミアナ、モリンガ、フィーバーフューなど。この他、被害例はなくても安全性が確認されている成分以外は避けた方がいいと思います。

また妊婦が妊娠初期にビタミンAを過剰に摂取すると、胎児に奇形を起こす可能性が高くなると報告されています  。 (妊婦における健康障害非発現量は4,500μgRE/日とされています)

このことをふまえビタミンAが含まれているサプリメントは気を付けた方がいいと思います。

倫理的な理由もあり、妊婦を対象とした負荷試験(どのくらいの量まで安全か確認する実験)が行われることはありません。

ですから、健康食品による妊婦・胎児への悪影響は、被害例の報告があった時に初めてわかることです。

妊婦の場合は特に自己判断でサプリメント等を利用することは避けたほうがいいです。

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