【日本臨床栄養協会サプリメントアドバイザー認定 管理栄養士監修】サプリメントの正しい選び方

妊活時のサプリメントは、妊娠時の母体や胎児の健康、男性不妊をサポートしてくれるもの。また、卵子の老化を遅らせる働きが期待できるものもあり、サプリメントじょうずに活用すれば、授かりやすい体にととのえることもできます。妊活とサプリ、男性不妊サプリ、葉酸サプリの上手な付き合い方を【日本臨床栄養協会サプリメントアドバイザー認定 管理栄養士監修】サプリメントの正しい選び方をご紹介します。

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妊活世代である30代の食生活を調べると、重要な栄養素のほとんどが不足しているという結果が出ています。

特に体外受精が必要になるような難治性の不妊症の場合、妊娠に向けた体づくりができていない人もしばしば見られ、それが妊娠しない原因のひとつであることがあります。

体外受精をする以前に、まず体づくりに目を向ける必要があるのです。

体は毎日の食事や睡眠、運動など、生活習慣によってつくられるもの。食事だけでは不足する栄養は、サプリメントでとることも考えましょう。

まず体の土台づくりとして、ビタミンーミネラル類をとること。効果があらわれるまで3~6ヵ月かかります。

その上でプラスアルファのサプリメントの摂取を。日本国内で市販されているサプリメントは治療レベルで用いるには不十分な内容のものが多く、原材料と有効成分量がしっかりした質のよい製品選びも重要です。

妊活でのサプリメント基本の考え方

土台がしっかりしていないと、ザルに水をためるようなもので治療効果が上がりません。
そして、食事はもちろん、睡眠や運動など、健康的な生活を心がけましょう。

不妊治療と併用することで、治療効果が期待されるサプリメントを紹介します。

日本では、まだ一般的ではないサプリメントもあるので、専門家の指導のもとでとり入れましょう。

男性ホルモン&女性ホルモンのもと DHEA(デヒドロエピアンドロステロン) 

卵巣の機能低下が認められる人が服用した場合、採卵数が増える、卵の質が向上するなどの報告があります。

しかし、適応のない人が服用すると、声が低くなる、ひげが濃くなるなどの男性化兆候が現れることがあるので、摂取には注意を。

国内ではホルモン剤と同じく医薬品扱いとなるため、一般的には入手できません。

鉄不足の人に鉄

一般的な血液検査で正常といわれている人でも、血球成分をよく見ると、隠れ貧血を疑う場合が多くあります。

鉄のサプリメントには、ヘム鉄・無機鉄・キレート鉄などの種類があります。

以前に摂取した際に気持ちが悪くなったり便秘になるなど、鉄サプリが苦手な人は、違う種類のものに変えてみましょう。

食事の見直しや鉄分を含む肉類を食べることも意識しましょう。

ネットワークで効果を発揮 マルチビタミン、ミネラル

体の老化を防ぐ抗酸化作用のあるビタミンC・Eをはじめ、各種ビタミンとミネラルを網羅的に摂取できるマルチビタミンのサプリメントがおすすめ。

妊活に重要な「葉酸」が入っているかどうか確認を。市販されている製品と医療機関で扱う製品は成分内容や量が大きく違うことがあるので、内容を確認して必要な量を摂取することがたいせつです。

免疫バランスをととのえる ビタミンD

脂溶性ビタミンのひとっビタミンDは、食事でとるほか、日光を浴びることで体内でっくり出すことができます。

不足すると骨粗鬆症が心配に。不妊治療では、免疫バランスをととのえることが期待されています。

また、AMH(アンチミューラリアンホルモン)との関連も指摘されています。

食生活や日頃から日光に当たること、運動を心がけましよう。

睡眠に関係するホルモン メラトニン

メラトニンは夜間に分泌量がふえるホルモンで、アメリカなどでは睡眠をサポートするものとしてサプリメントが利用されています。

活性酸素を除去することで知られ、卵巣内の活性酸素をとり除くことで卵の質の改善が期待されます。

抗酸化作用で注目される アスタキサンチン レスベラトロール コエンザイムQ10

活性酸素は老化を早める物質で、これを除去する働きをするのが抗酸化物質です。

アスタキサンチンは、鮭の身に含まれる赤い色素。

レスベラトロールはブドウの皮や種、ワインなどに含まれるポリフェノールの一種。

いずれも全身の細胞の老化予防が期待されます。

コエンザイム010は体内でつくられるものの、加齢で減少する物質。a-リポ酸、L‐カルニチンといっしよにとることで、より効果を発揮します。

女性は葉酸、カルシウムのサプリ、男性は亜鉛、ビタミンB群のサプリをしっかり含むものをチョイス。男女兼用できるサプリにも注目。

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天然由来成分を原料に使用。添加物は必要最小限に抑制
不妊治療の専門家などと共同開発。原料には、天然由来成分の酵母をおもに使用し。添加物は必要最小限に抑制。BABY&MEマルチビタミンミネラルフォーウィメン
推奨量:1日9粒×30日分
9334円+税 パートナーズ


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必要栄養素をバランスよく配合。妊活男性をサビから守る!
亜鉛やL-カルニチンのサプリなど、妊活男性に必要な栄養素も。コスト高ながらも安令性と品質を優先して上質素材を厳選。 BABY&MEアンチオキシダントフォーメンVER.2
推奨量:1日9粒×30日分
9334円+税 パートナーズ

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不妊治療の実績から成分を厳選。男女兼用で使えるサプリ
豊富な不妊治療の実績と経験を持ったアキュラ鍼崟院監修。
6粒あたり葉酸600
ug十ビタミン11種十ミネラル9種を配合。
トータルサポートく1日6粒×約30日分
4572円十税
アルメディカアキュラ・ウェルネス事業部

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1粒に栄養素を凝縮でコストパフォーマンもいい
米国の厳しい品質管理基準であるGMP取得工場で製造。各種ビタミン・ミネラルに、42種類の野菜・果実ブレンドもプラス。スーパーマルチビタミン&ミネラル
目安量:1日2粒×30日分
3580円十税
アクアヴィータ

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妊活期に必要な栄養素を厳選。葉酸は850μg配合
マタニティ専門サロンと産婦人科医の共同開発。
栄養素は、妊活時に瓷嚶な葉酸、ビタミンB群、亜鉛。ビタミンDに厳選。葉酸は国内最高用量の850μg
RICH MATERNITY
目安量:1日2粒×30日分
4200円+税
キャリネス

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抗加齢医学会専門医が開発。医薬品レベルのサプリメント
抗加齢医学を生かし開発された、医薬品レベルのサプリ。成分は男女兼用できる内容かつ、高濃度配合。個別包装で成分の劣化も防止。
アシストワン 目安量:1日20粒×15日分 8000円
千葉アンチエイジング研究所



サプリに添加物は必要不可欠とはいえ、よけいな摂取は控えて
「添加物=悪者」のイメージがありますが、サプリを湿気や酸化などから守るためには、不可欠です。とはいえ。必要以上に摂取はしたくないもの。着色料や甘味料など、品質向上に貢献しないものはできるだけ控えましょう。

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