【日本臨床栄養協会サプリメントアドバイザー認定 管理栄養士監修】サプリメントの正しい選び方

妊活時のサプリメントは、妊娠時の母体や胎児の健康、男性不妊をサポートしてくれるもの。また、卵子の老化を遅らせる働きが期待できるものもあり、サプリメントじょうずに活用すれば、授かりやすい体にととのえることもできます。妊活とサプリ、男性不妊サプリ、葉酸サプリの上手な付き合い方を【日本臨床栄養協会サプリメントアドバイザー認定 管理栄養士監修】サプリメントの正しい選び方をご紹介します。

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ベビ待ちカップルにおすすめのサプリメント類をピックアップ。同じ栄養素でも、価格や原料も異なるので、自分に合ったものを見つけて。

サブリを選ぶときは、下記をチェック!継続することを考えて、無理のないものを。

①体質に合わない成分が入っていないか
サプリの成形や品質保持をするための添加物に、自分のアレルギー成分が人つていないかどうか確認を。増量剤として「乳糖」が使われることも多いので、乳製品が体質に合わない人は避けたほうがベター。

②成分の含有量が理想的かどうか
摂取したい成分が必要量入っているか、また、組み合わせたときに成分が重複して、耐容上限量を超えないかも
チェック。含有量の表記の仕方が商品により、1粒あたりもあれば、1日用量あたりもあり、まちまちなので注意。

③継続できる価格かどうか
サプリは、数力月以上継続するもの。それを踏まえ、無理なく続けられる価格帯を選んで。また、単純にたくさん入っていたり、粒が大きいからおトクということはありません。とりたい成分の含有量と価格を照らし合わせて。

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食事で必要量がカバーできればベストですが、なかなかむずかしいもの。不足を避けるためには、サプリの手を借りましょう!


1.ライフスタイルを考えて必要なものだけを選ぶ
妊活に必要な栄養素をすべてサプリでとる必要はありません。不足しているもので、なおかつ自分の食事や生活ではカバーしきれない栄養素を、サプリで補いましょう。葉酸は食事で推奨量をとるのは至難なので、サプリで補って。


2.ベースサプリを活用し数は最小限に抑えて
土台となる栄養素が不足していると、妊活サプリがうまく働きません。そこで、ベースサプリと呼ぱれるマルチミネラル&ビタミンの併用がおすすめ、葉酸やカルシウムも含むベースサプリを選べば、サプリの数も減らせ、手軽&コストも削減に。

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疲労やストレス、血行不良はベビーを遠ざけてしまう可能性も。体はもちろん、精子や卵子に元気を与える栄養素にも注目を。

女性はホルモンバランスと抗酸化に注目

着床率アップも期待! ビタミンD
カルシウムの吸収に不可欠な栄養素。また、血中のピタミンD濃度が高い女性のほうが精子の着床率が高いという報告も。しかし、紫外線を避ける生活があたりまえになった現代女性は不足しがちに。
ビタミンDのサプリ

卵巣に働きかける ビタミンE
卵巣や脳下垂体に働きかけ。ホルモンバランスをととのえてくれる栄養素。また、血液のめぐりをよくするので、冷えの改善にも効果的です。さらに、抗酸化作用もあり、卵子の老化予防も。
ビタミンEのサプリ

卵子・精子の老化抑制 コエンザイムQ10
L-カルニチン同様、ミトコンドリアのエネルギー生成に必須。
また、抗酸化力で精子、卵子の老化を遅らせる働きも。
女性は、卵巣機能の維持や卵巣に保存してある卵毋細胞の鮮度の維持も期待できます。
コエンザイムQ10


男性は疲労回復と精子の質向上を!

精子の質を左右する 亜鉛
質のいい精子をつくるために大事な栄養素ですが、インスタント食品が多い食生活が続くと不足し、喫煙・飲酒でも消費。特に男性の不足は精子の質を下げる原因なので、補給することがたいせつ。
亜鉛のサプリ

精子の運動能カアップ L-カルニチン
精子が運動する原動力になるのが、ミトコンドリアがつくるエネルギー。その生成に欠かせない栄養の一つ。しカルニチンの体内の濃度を上げることで、精子の運動能力が高まったという報告も。
L-カルニチンのサプリ

疲労回復に働く! ビタミンB群
細胞にエネルギーを届けて、疲労回復に効果を発揮。疲れは、男性がセックスを避けてしまう理由の一つで、回数が減れば、当然、妊娠の可能性も減ってしまいます。疲れをためないよう心がけましょう。
ビタミンB群のサプリ
 

妊活サプリのオススメと口コミまとめ

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これらは妊娠時の胎児が成長するうえでたくさん使われる栄養素。胎児とママの健康のために、不足させないことか'必須です!


整腸は妊活の基本!腸内環境をととのえる栄養素
腸内環境が乱れていると、いくらよい食事やよい栄養価のサプリをとっても、効果を引き出せません。整腸作用のある栄養素で、腸の働きをととのえることも意識しましょう。
また、妊娠をすると便秘になりやすくなります。便秘がちな人はひどくならないよう今のうちに改善を。
腸内環境改善をサポートするサプリメント

足りている人は摂取不要、鉄
鉄は妊娠中期以降に多量に使われます。そのため鉄欠乏性貧血の人は、妊活中に鉄不足を改善することがたいせつ。鉄は必要以上にとると肝臓にダメージを与えることもあり、足りている人は補給の必要はありません。貧血でも鉄不足以外が原因の場合もあるので、症状がある人はまず検査を。
鉄のサプリ

将来も見すえて貯蓄を、カルシウム
カルシウムは、妊娠や授乳時にたくさん使われますが、骨が貯蔵庫となっているため底をつくことはありません。しかし、日本人女性は慢性的なカルシウム不足のため、意識してとらなければ貯蔵が減るばかり。
将来、骨粗鬆症になるリスクを高めてしまうので、妊娠に備えて補いましょう。


胎児の神経管形成に重要。葉酸
葉酸は、胎児の神経管の形成と大きくかかわる栄養素。1日400~600ugをとることで、「神経管閉鎖障害」のリスクが格段に低下することが、医学的にも証明されています。また、葉酸は食事では食べた量の50%程度しか吸収されません。必要量を摂取するためにはサプリを活用することが現実的。
葉酸サプリ

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妊活をサポートしてくれるアイテムとはいえ、選び方やとり方をまちがえればムダになるばかりか、体に悪影響も与えかねません。まずはサプリの役割と、便ううえでのルールをしっかり押さえておきましょう。


1.基本は正しい生活習慣土台をととのえたうえでプラスを
サプリはあくまでも、「手助け」をしてくれるもので、頼りすぎはNGです。
まずは、食事も含めた生活習慣を見直すことが必須。そして、ビタミンやミネラルなどのバランスがとれていないと特定の栄養素をプラスしても効果が得られません。土台からととのえていくことが大事です。
 

2.妊娠時に不足しないために授かる前に準備を
妊活サプリの大事な役目は、妊娠時の胎児の健康を守ること。そのために、妊娠前から始める必要があります。「妊娠してからではダメなの?」と思うかもしれませんが、実は妊娠に気づけるのは、早くても受精3週間後。受精時から胎児の成長は始まっているので、気づいてからでは間に合わないことも。授かる前に!が必須です。


3.どれくらい継続するかを考えてスタート
サプリは、自分たちでできる妊活の1つです。でも、期限を決めずにタラタラ続けてしまうと、不妊治療をスタートするタイミングをのがしてしまったり、予想以上に費用がかさんでしまうことも。目安は女性の年齢が30代前半ならば1年間、35才以上であれば半年くらい。決めた期間が経過した際は一度医師に相談をしましょう。そして、サプリを選ぶときは継続期間でいくらかかるかを考えて。


4.効果を実感しないからといって使用をやめない
妊活に必要な「葉酸」や「カルシウム」などは、摂取しても「体調がよくなった」など、自覚できる体の変化はありません。とはいえ、きちんと働いて体をととのえてくれています。実感がないからと、自己判断で使用をやめないようにしましょう。ただ体調が悪くなった場合は、すぐに中止を。


5.とりすぎも注意表示を理解し適量を摂取して
各栄養素には、「1日これくらいとっておきたい」という「推奨量」や「目安量」があるので、それを参考に摂取し、不足を防ぎましょう。そして、「耐容上限量」がある栄養素は、とりすぎは注意したいもの。定められた上限量を超え
ないようにしましょう。



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