【日本臨床栄養協会サプリメントアドバイザー認定 管理栄養士監修】サプリメントの正しい選び方

妊活時のサプリメントは、妊娠時の母体や胎児の健康、男性不妊をサポートしてくれるもの。また、卵子の老化を遅らせる働きが期待できるものもあり、サプリメントじょうずに活用すれば、授かりやすい体にととのえることもできます。妊活とサプリ、男性不妊サプリ、葉酸サプリの上手な付き合い方を【日本臨床栄養協会サプリメントアドバイザー認定 管理栄養士監修】サプリメントの正しい選び方をご紹介します。

Coenzyme Q10

コエンザイムQ10は、糖尿病,高血圧などの生活習慣病の予防やエネルギー燃焼が良くなるため、脂肪燃焼やダイエット、美肌、冷え性の改、肩こりの改善などさまざまな効果があるといわれています。

またコエンザイムQ10は、成分同士がくっついて大きなかたまりとなってしまうため、腸での吸収が難しく、吸収率が低いということで有名です。

そのまま摂ったときの吸収率は10%程度。ごく一部しか吸収&利用されないのです。そこで、もっと体に吸収されやすくなるよう工夫された製品も登場しています。

一般的なのは、機械で緇かくし乳化剤を使って小さな粒の状態にしたものや、コエンザイムQ10を溶かす油脂の配合を工夫することで吸収率をアップさせた製品です。

これらの工夫で、1.5~3倍くらい吸収率は良くなっています。さらに最近、吸収率が劇的に改善されたコエンザイム010包接体(環状オリゴ糖に包まれ、分子同士がくっついていないコエンザイムQ10)や、体内での利用効率に配慮した還元型コエンザイム010も登場しています。

またコエンザイムQ10は食事中や食後に摂取すると吸収率が良いという事が確認されていますが、チョコレートのような油分と一緒に摂ることも吸収率をあげる事に効果があるようです。

サプリメントを買う時は、どうしても「成分の量」に目がいってしまいますが、吸収率に大きな差がある成分に関しては、量だけを見ても良いサプリは選べません。効果を得る上で重要なのは、「量×吸収率(利用効率)」だからです。

コエンザイムQ10のサプリメントを選ぶときには、コエンザイムQ10の含有量だけでなく、吸収率にも注意して選びましょう。

【医師監修】コエンザイムQ10のサプリメント

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サプリメントを飲むときと、気になるのがどのくらい飲むのがいいということ。

適量の範囲は栄養素によって違います。例えば、ビタミンB1やB2にように、余った分か安全に排泄されるため耐容上限量が設定されていない栄養素もあれば、葉酸(400μgの約3.5倍)、ビタミンA(推奨量の約8倍)、ビタミンD(推奨量の約9倍)のように、数倍で耐容上限量に達してしまう栄養素もあります。

ですから、サプリメントをたくさん飲んでしまうと、特定の栄養素だけ摂り過ぎになってしまう心配があります。

また、ヨウ素やセレンのような、ごく微量で足りるミネラルなど、耐容上限量がμg単位の栄養素は、摂り過ぎに注意が必要です。 

複数の成分を含んだサプリメントの場合、それぞれのバランスも考えた上で1日の使用量が設定されているので、「積極的に栄養素を補いたい」という目的の人は。1日の使用量を超えて摂るのではなく、使用料を守るかまた製品を選び直す方が安全です。

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非ヘム鉄の鉄剤やサプリメントは、体の中で働いている鉄と形が違うため、吸収率は高くありません約1~10%です。

非ヘム鉄の鉄剤やサプリメントを吸収しやすい形に変えてくれるのがビタミンCです。

ビタミンCの豊富な食事や、ビタミンCのサプリメントと一緒に摂ることで非ヘム鉄の鉄剤の吸収率UPが期待できます。

製品によってはビタミンCが一緒に入っているものもあります。

鉄+葉酸+ビタミンB12の組み合わせのサプリメントは、ヘモグロビンを作るのを助けるビタミンを一緒に摂れるような組み合わせになっています。

また、お茶などに含まれるタンニンは非ヘム鉄の吸収を邪魔することが知られています。

鉄サプリを飲む前の濃いお茶(脂肪燃焼系のトクホ茶も)や赤ワインは避けた方が無難です。

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毎日メニューが変わる食事と違い、サプリメントは同じ製品を毎日取り続けるものです。

ですからサプリに、自分にとって相性の良くない成分が含まれていると、健康になるどころか不調の原因になってしまいます。

サプリの有効成分との相性はもちろんですが、注意したいのが、サプリメントを形成したり、品質保持のために使われている添加物との相性です。

添加物というと何か悪いもののように聞こえてしまいますが、サプリメントの品質を均一にしたり、長期保存で品質劣化しないために必要なものでもあります。

一般的には、通常の食品にも使われている安全性の高い成分ですが、体質によってはこれに反応してしまう人もいます。

例えば、サプリメントの錠剤を固めるためよく使われている乳糖。これは乳製品なので、乳製品にアレルギーのある人や、乳糖が分解できない体質の人が利用すると、体調悪化の原因になってしまいます。

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酸素は私達が生きていくには欠かすことの出来ないものです。しかし、この酸素も空気の20%以上多くなると体に害を与えることが明らかになってきました。

未熟児が病院で過剰の酸素を与えられたことで、失明するという事故から広く知られるようになったのが、いわゆる未熟児細膜症です。

60兆個もの細胞からできている私たちの体は、その一つ一つにミトコンドリアと呼ばれる、いわば発電所があるのです。

ここでは、酸素を原料として電気を起こしますが、その約2%が産業廃棄物に相当する、大変活性の強い酸素が発生します。

これは、四種類の反応が強い、テロ集団ともいかれますが、過酸化脂質という有害作用物質を連銷的につくるので、悪気酸素ともいかれます

これが、細胞膜や遺伝子を次々と破壊し、ガンや老化の促進、動脈硬化心臓病などの成人病、いわゆる生活習慣病の元凶となるのです。

1956年に、アメリカのネブラスカ大学のP・マン教授は「ガンや動脈硬化などの成人病(生活習慣病)は、活性酸素と深く関わっている」と発表しました。

1980年代になってからは、マサチューセッツ総合病院のワイツマン博士らによって、活性酸素が、ガン細胞の直接要因となることが報告されたのです。

病気の原因の80%は、活性酸素が影響しているともいわれていますが、キャッツクローは、活性酸素を除去して、ガンなどを予防します。

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