サプリメントを服用する人が非常な勢いで増加しています。今では、成人のほとんどがなんらかのサプリメントを摂取しているといってもよいくらいです。
サプリメントというと、まず、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、サプリメントとは文字通り「supply=補う」食品という意味です。
ビタミンやミネラル、アミノ酸などは、私たちの休にとって必要な物質ですが、同時に不足しがちでもあり、さまざまなサプリメントが作られています。
食べ物として摂る量が不足しがちということもありますが、特に高齢者や病人は胃腸の機能が衰えており、普通の量を摂取しているだけでは足りないのです。
また、発育盛りの子どもは成人よりも必要量が多く、どうしても不足してしまうという側面もあります。そのため、サプリメントは「栄養補助食品」「健康補助食品」などと呼ばれているのです。
1910年代からビタミンが続々と発見されるとともに、米国では、それをサプリメントとして活発に消豐するようになりました。94年には「栄養補助食品健康教育法」によって、サプリメントは「ビタミン、ミネラル、ハーブ、アミノ酸のいずれかを含み、通常の食事を補うことを目的とするあらゆる製品」と定義されました。効能をわかりやすくラベルに表示することが義務づけられています。
日本では、96年からサプリメントが広く一般に販売できるようになりました。
市場開放によって規制が緩和されたのです。ただし、食品と医薬品では分類が異なるので、サプリメントには「病気を治す」という表示はできません。
医薬品は大規模な治験によって安全性や効果が確認されますが、サプリメントにはそうした必要がないため、「病気を治す」とは主張できないのです。また、品質の維持に医薬品ほどの厳格さが求められないため、その品質にもばらつきがあります。
医薬品は大規模な治験によって安全性や効果が確認されますが、サプリメントにはそうした必要がないため、「病気を治す」とは主張できないのです。また、品質の維持に医薬品ほどの厳格さが求められないため、その品質にもばらつきがあります。
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